小坂森林鉄道研究会とは

岐阜県下呂市小坂町(当時は益田郡小坂町)は町の面積の半分以上が国有林という山の町です。
ヒノキを始めとした豊富な木材が伐り出され、御嶽山麓から流れる川により名古屋、桑名まで運ばれていました。
小坂は200滝と呼ばれるほどに滝が多く町の名物となっていますが、一方で川を利用して木材を運ぶには大きな障害となっていました。
また飛騨川の電力開発が進むと川を使って木材を運ぶことができなくなったことで河川輸送に代わり岐阜から国鉄高山線の建設が進み、飛騨小坂駅から奥へは森林鉄道が敷かれました。
町内に全長66kmに渡る森林鉄道網が敷かれ、山や貯木場は活気にあふれていました。

小坂森林鉄道研究会は小坂森林鉄道OBや地元住民、愛知・岐阜県在住の森林鉄道ファンによりかつての小坂での林業や森林鉄道の歴史を残す活動に取り組んでいます。